透明なゆりかごネタバレ4巻。青い瞳で生まれた赤ちゃん編は無料で読める♪
両親は両方とも日本人なのに、
青い瞳の赤ちゃんが生まれてきたら…
そんなシチュエーションが4巻の冒頭、22話に描かれています。
この先はネタバレ含みますので注意して読んでください。
■透明なゆりかごネタバレ4巻(22話)青い瞳の子供が生まれた話
登場してくる関口さん夫婦は、
普通の日本人の男性と日本人の女性です
むろん、ハーフでもなんでもありません。
しかし、分娩室で生まれた赤ちゃんは、
目がまん丸でとても可愛くて、
そして目が青い色をしていました。
髪も金髪です・・・。
旦那さんは当然怒りました。
「一体誰の子なんだ! !」
「この子の顔を見ろよ、
一体どうやったら俺とお前でこんな金髪で大青い目の子供が生まれるんだ!」
顔もどちらにも似ていません・・・。
妻
「そんなこと言われたって…」
妻の悲しみ方から
本当に見に覚えがないようでした。
そして母親は、あまりのショックで
母乳が出なくなってしまいます。
さらに、産婦人科ですれ違う人は言います
「かわいいなぁ、宝石のような目をしている♪」
そんな羨む声が母親にとっては、
さらに苦痛に感じるのです。
だけど、母親はそんな息子が可愛くて、
青い目をしていたので、名前は光と名づけました。
母親は、がんばって育てることに決意します。
しかし、夫には当然のことながら
全く信じてもらえませんでした。
夫
「俺の実家に子供が生まれていることがばれた…」
「もう隠し通せないから、
俺と一緒に実家に行って説明してくれ。」
そして同時に、離婚届を突きつけられたのです
最初は悩みを、助産婦さん(このマンガの作者)に伝えていたのですが
しばらくすると、母親も
青い瞳の赤ちゃんも病院に来なくなります。
それから2年の月日が経ちます。
ある日、助産婦さん(このマンガの作者)が買い物に行っていると、
幼い子供が飛び出してきました。
2歳位の子供です。
その子はハーフっぽい男の子。
母親
「危ないじゃない光ちゃん!」
その声に、2年前のことを思い出します、
そうです、関口さん親子でした。
青い目の子供は元気でしたが、
以前よりも目の色が落ち着いて(茶色)います。
髪の毛も金髪からやや茶色になっていました。
「あの…関口さんですか?」歩きながら話しています。
すると、あの後、旦那の子だってことがはっきりわかったと言うのです。
真実を聞いてみると
それは、旦那の両親に合わせに行った時の事、
原因は、おじいちゃんの血筋にありました。
「別に、合わせに来なくてもよかったのに
どう見ても息子の子じゃないだろ」
当時、父は、当然に疑っています。
しかしながら、父の母である祖母は
赤ちゃんを見て、けいちゃんだと言います。
ちょっとぼけてる祖母、親族は相手にしませんでしたが
光ちゃんの母は、その言葉を聞き逃しませんでした
祖母の思い出話を聞く、母親。
実は旦那のおじいちゃんの兄が
青い目で金髪だったと言うのです。
調べてみると、
おじいちゃんはロシア人と
日本人のハーフでした。
おじいちゃんは、日本人に似ていたので
わからなかったといいます。
しかし、おじいちゃんの兄は青い瞳で、金髪だった・・・。
だから、おばあちゃんが(ボケている)
けいちゃん、けいちゃんと言ったのです。
その、けいちゃんは、おばあちゃんが若いころ、
青い目だったため、イジメられて、
ロシアへ一人で渡航、あまり日本には帰りませんでした。
たまにかえって、祖母と遊んでいたのですが、
35歳の若さで死んだそうです。
そして光ちゃんは、そのけいちゃんと顔がそっくりでした。
つまり、青い瞳の赤ん坊は
旦那の家系の隔世遺伝だったのです。
そんな、けいちゃんの頃の少年時代の
写真を見つけてきた妻でした
よく見ると、光ちゃんに大変似ています。
「めでたいことじゃないか」
これをきっかけに
旦那の家族は全員土下座して謝ってくれたそうです
旦那とも離婚せずに済んだ母親でした
しかしながら光ちゃんは
成長するにつれ瞳が茶色くなってきて、
そして髪の色も少しずつ茶色になったと言います。(金髪から)
最終的には、光ちゃんが生まれたことで
何十年も前に生き別れになった
おじいちゃんの兄のルーツもを知ることができた夫の家族。
旦那の家族も大変に感謝しましたという話でした。
戦争当時、旦那のおじいちゃんの兄は、
金髪で青い目だった由に、
日本では誰からも愛されませんでした。
だけど、光ちゃんだけは
誰からも愛される人になってほしいと
願うばかりの父親とです。
めでたしめでたしなストーリーでしたw
透明なゆりかごネタバレ23話。「床下の子」が悲しくてせつない!
透明なゆりかご4巻の23話は、
親に見捨てられた子どもの悲しい物語です
作者が幼少時代の経験した話。
自分の家の床下(昔の家は床下が空洞で入れる)で
いつも寝ている友達がいました。男の子です。
名前は知らなくて、
あだなを”つっちー”と言っていました。
作者が子供の時に、
いつも仲良くしていた近所の子でした。
彼の古い家は雀荘で、
母は既になくなっており、
父が経営をしていました。
しかし、父は子供には全く興味がありません。
しかも、いつも暴力をふるうほど。
”つっちー”は家にいると蹴られてしまうのです。
だから、いつも家の外、
その家の床下の隙間にゴザを敷いて寝ていました。
とてもかわいそうな子供です。
特にこの子供だけが見捨てられていたのです。
他のお兄ちゃんたちは家に入れるのに・・・
つっちーだけは蚊帳の外でした。
そしてつっちーは遊ぶときに、
いつも公園で穴を掘っています。
それはツチノコと言う動物を見つけているからです
いつもツチノコを探していました。
なぜかと言うと、実はこの当時
ツチノコ見つけた人は100万円の賞金がもらえたからです
そのお金でブラジルへ行きたいと夢を持っているつっちー。
現実から逃れられたいと言う気持ちもあったのでしょう。
床下に潜るこの子供は、
部屋で麻雀をしているとき、
部屋の明かりが板の隙間からわずかに差し込みます。
そんな光が幻想的で、
作者も一緒に床下に入っていると、
とても安らぐ場所でした
つっちー
「ああ、早くブラジルに行きたいなぁ」
そんな彼はブラジルに行って、
好きなだけ魚をとったり果物を取ったりすることで
幼い頃の作者と、床下でそんな楽しい話をするのが好きでした。
そんなある日、彼は穴を掘ることを手伝って、といいます
そして、彼の体はアザだらけでした・・・
彼はそれでも一生懸命、穴を掘っています。
つまり、親から虐待を受けていて
それから逃れたい一心で、
ブラジルにつながると思って、穴を床下で掘っていたのです
幼い頃の作者はそれを手伝ってあげました。
それから雪が降ったので、しばらく彼とは合わなくなります。
春が来て久しぶりにつっちーの家に行けば
そこは床下がコンクリートで全部埋められていました
つっちーは、居なくなってしまっていたのです。
そして彼の家族もいなくなっていました。
作者のお母さんにつっちーのことを尋ねると
「あの家とは関わっちゃだめ」
と言われただけでした。
それからというもの、同級生に尋ねてみても
テレビでもニュースでも
彼の行方を報告してくれるものはありませんでした
それから、彼の行方はとうとうわからなかったのです。
”つっちー”は見捨てられた子供でした・・・。
そして、幼い頃の作者は
つっちーに向けて手紙を書きます。
瓶につめて、海へ流すため・・・。
「つっちーへ、ブラジルには着きましたか?」
「私は今でも頑張ってツチノコを探しています」
「そしてツチノコを見つけたら、そのお金を持って会いに行きます」
「そしたらつっちーの店でおいしいジュースとお魚をご馳走してくださいね」
とても泣ける幼い頃の作者の経験でした。
透明なゆりかご4巻23話は
とても悲しい物語です。
親に必要とされない子供の
とてもかわいそうなストーリー、
でも、子供はどうにかして、
絶望から逃れるために
自分の居場所を探すものです…。
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透明なゆりかごネタバレ4巻。22話〜29話は無料で読める♪
■透明なゆりかごネタバレ4巻24話。
77歳のうるさいおばあさんの話。
(しかしながら最後は感動です)
みんなから
”鍋バァ”と呼ばれるうるさいおばあさんの話です。
作者が高校生の時に、
いつも通学路に立っていて
女子高生たちに説教をするおばあさんがいました
「パンツが出てる、足を出すな、化粧はするな!」
友達が彼氏と歩いていると
「不純異性行為だ!」
いつもうるさいおばあさんです。
作者は36歳、26歳の後輩の助産婦さんも
同じ鍋バァさんのことを話しました、
つまり、10年以上も玄関に立って説教してたのです。
「へー、あのおばあさん10年以上も説教してるんだ」
驚く作者です
でもそれ以上に驚くことに
彼女は同じ助産婦さんだったのです
作者の先輩、助産婦
「あのお婆さん、以前はここにいたのよ」
それも現役時代には
1度もお産で死産がなかった、
ゴッドハンドと呼ばれる助産婦さんでした
あの時は、ベビーブームで、
1年間に、何百人も取り上げていた頃、
鍋バァさんは1人もミスすることなく取り上げたと言うのです。
そんなある日、作者が
鍋バァさんの家の前を自転車で帰っていると
赤い下着が空を舞って頭に降りかかってきました。
それはおばあさんの下着でした
「下着泥棒!」
謝る作者、しかしおばあさんは、
そんなところにいたら下着泥棒にしか見えないから
家の中に入りなさいといいます。
赤い下着はね、内臓にいいんだよ」
「あなたも1つ新品をあげよっか」
家にあがると、意外に優しい鍋バァさんです。
それに、言ってる事は正しくて
ただ単に口が悪いだけ
「この辺は周りに暗くなると物騒だし…
たまには変な奴も出てくるから…」
そして、鍋婆さんは手がすごく小さいのでした。
その理由は、助産婦さんが中に手を入れて
赤ん坊を取り出すから、
手が小さいほうが良いと言います。
そして昔は、中で赤ん坊の頭を細くして
(ヘチマのように)
外に取り出していたのでした。
帝王切開などできなかったからです。
「赤ん坊の頭は細いままなの?」
作者が疑問に思って質問します
すると鍋バァさんは言いました
「今度は1週間かけて、元に戻すのさ」
すごく驚く作者です
今ではそんな事は全くなくて
初耳だったからです
鍋バァさん
「50年前はこんなもんじゃなかったよ!」
そんなもんで助産婦が集まるかい!」
1番ひどかったのは牛小屋で産んだお母さんの話でした。
ある日、妊娠していることを誰にも言わなくて
牛小屋で1人で苦しんでいた妊婦がいました。
それを見た鍋バァさん、
47年前の当時の話、
妊婦は牛小屋ですでに弱りきっていました
赤ん坊の心臓の音も弱くなって、母子ともに危ない状況です
馬乗りになって押し出すように、
死にそうになった赤ん坊と、
妊婦さんを助けたおばあさんでした
無事、出産に成功します。
(最後に、この生まれた子が恩返しをしに来てくれます)
そしてそのお礼として餅をもらったそうです。
そんな昔のお子さんの話を聞いて作者は育ってます
そして、鍋バァさんはある日を境に
玄関に出てこなくなりました。
女子高生にも文句を言わなくなって、
姿も見せなくなったのです。
みんなが心配していた頃、
作者は思い切って鍋バァさんの家を訪ねます。
するとおばあさんは意外に元気でした
「久しぶりだぁな」
助産婦だった鍋バァ、
実はテレビで、牛小屋で取り上げた子供が、
温泉のCMをやっていることに気がつきます。
そしてその温泉のオーナーの人
(CMに出ている人)が
鍋バァところに会いに来てくれるのでした
それはあの時、死にそうだった自分を
助けてくれたお礼に来たのです。
その話をしてくれた母はすでに死んでしまいましたが、
鍋バァを探し求めて、とうとう会うことができたと言います。
そして、鍋婆さんに温泉に頻繁に
連れて行くようになりました。
あの時救った子供の命が、
こんな風に戻ってくるものだと、
感謝して、もう誰にも文句を言わないようになったのでした。
鍋バァさんは1人、孤独でしたが、
今は温泉のオーナーの人(救った子供)と
仲良くやっているのでしたw
透明なゆりかご4巻25話のネタバレでした。
透明なゆりかごは1話1話オムニバス的、
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